肥後農産出荷組合 肥後カロット

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肥後農産出荷組合 肥後カロット

 

5名でスタートした産直活動

  黒ボク土という根菜の栽培に適した土質に加え、豊かな水に恵まれたこの地域で、自立した農業、消費者から支持される農業を目指し設立したのが31年前。
火の国、熊本。雄大な阿蘇の裾野で、45戸の生産者によって構成する肥後農産出荷組合。
 

 

「設立間もなく、いずみ市民生協から産直の話をいただき、お付き合いが始まりました。」そう語るのは、宮本洋一郎さん。肥後農産出荷組合の代表者です。 

正当に評価される生協の産直活動…、
だから農業が続けられる!

「自分たちが丹精込めて作った野菜をどんな人が、どんな思いで食べてくれているのか。生協の産直なら、それを知る事ができます。」と話す宮本さん。  

 
 

  

「厳しいご意見やハードルの高いご要望もたくさんいただきます。でも、頑張ってとりくんだ事についてはちゃんと認めていただけます。」  

さまざまな努力を重ねても、それが正当に評価されなければ向上心を持って農業を継続する事はできない。生産者と利用者がしっかりと結びついて農業を行えるのは「生協の産直活動ならではです。」と語ります。  

次世代へつなぐ産直活動

 
 

  

農業に夢と人生を託す若者たち!
農業を担う就労人口の減少、とりわけ次世代を担う若者の農業離れが言われますが、そんな問題も、ここ肥後農産出荷組合では無縁の様子。「45戸の生産者の内、12戸は既に後継者が決まっているんですよ。」と顔をほころばせる宮本さん。 

「農業は、本当に不安定な仕事なんです。」常につきまとう天候リスクにともなう市場相場の高低が収入の不安定を招き、農業離れのひとつの要因に。 

しかし、生協の産直なら生協と取り交わす栽培に関する約束事を厳格に守り、基準に沿った作物ができれば、その時の相場によらず、最初に取り交わした額で購入され、次の生産が保障されます。 


 

生産者 中川さんご夫妻 

だから「より良いものを作るために栽培に打ち込む事ができます。そんな親の姿を見て、子どもたちも『やってみよう』っていう気になるんですよね。」後継者の確保・育成ができるのも生協との産直活動があってこそと語ります。 

  

生産者自身が健康に!

 
 

  

 「農薬の被害を一番受けるのは、生産者自身。直接農薬を浴びることになるわけですから。」生産者の健康にとっても、農薬使用を削減することは大切なこと。農薬を極力使わずに育てるためには、毎日毎日、作物の状況をじっくり観察することが必要不可欠。「主役は農作物で、生産者は農作物の御用聞きなんですよ(笑)」と笑顔で語る宮本さん。作物が育つのを適切に補助することに徹することが大切なのだとか。 

 

知恵と技術を積み重ねてきた生産者と次世代を担う若者が一緒に生産にとりくむ肥後農産出荷組合。日本の農業の未来は明るい、そんな気持ちになる産地です。 

 

【肥後農産出荷組合 肥後カロット】
「肥後カロット」は、タキイ種苗が開発し肥後農産出荷組合の人参生産者が試験栽培を重ねてできた人参です。カロテン量が普通の人参の倍、糖度も9~11度と高いのが特徴です。
人参臭さが少なく、ジュースにすると甘くくせのない口当たりに。
また加熱すると軟らかく、甘みと共にとろけるような味わいの人参です。
「肥後カロット」産直600g(3~7本程度)
 

  

 

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