日本田植え紀行 ― お米予約登録産地、JA秋田ふるさと ― (秋田県)2010年5月23日

投稿情報: 産地訪問

JA秋田ふるさとに、佐藤さんを訪ねる (2010年5月23日)

jae381b5e3828be38195e381a8-9692

1982年、コシヒカリにも負けない食味のおいしいお米を、そんな悲願を受けて誕生した「あきたこまち」。今では全国的に人気が高い品種です。かまくらの町、秋田県横手市の「JA秋田ふるさと」は、米登録のみでご利用いただける「特別栽培米秋田こまち」の生産地の一つ。昨年に続き、生産者のお一人、佐藤さんを訪ねました。

特別栽培米への挑戦
慣行栽培より、農薬・化学肥料の使用を50%以下に抑える特別栽培米については「やっぱり手間暇かかるなあ」と佐藤さん。例えば、種消毒の際も薬剤が使えないので湯温消毒したり、除草剤の使用を抑えるため、草刈をひんぱんに行ったり。通常の栽培より手間と病気、虫害などのリスクもぐんと増えるのだといいます。
『やっぱり、いいもんつくりたいもんな』
そんな手間ひまのかかる特別栽培米ですが、「やっぱり、いいもん作りたいもんな」と取り組む理由を語る佐藤さん。
「食べてもらえる人に喜んでもらうのが一番だよな」やさしい笑顔でそう語ります。日本人の主食であるお米。お米作りは、そのまま私たちの体を作り、心を作り、「命」を育みます。佐藤さんのような生産者さんの努力と営みがあって、私たちの日々の暮らしがあり、未来があるのだなあと、田植えの様子を眺めながらしみじみ感じます。
今年もまずは順調!
平年より気温が低く、田植えも遅れがちだった今年。「田植えはちょっと遅れたけど、まず大丈夫!」と頼もしい佐藤さん。今のところ、問題はなく、これからの天候次第なのだとかで、まずは一安心。今年もおいしいお米作り、よろしくお願いします!

各地の特別栽培米をご案内する『コープのお米予約登録』はいつでも登録可能です!
http://www.izumi.coop/cooperative/rice_advance.html

 jae381b5e3828be38195e381a8-9526

 まっすぐに田植えのラインを描くのが腕の見せ所!
連続した緊張感が求められる。

jae381b5e3828be38195e381a8-9444

いつもにこやかで温和な表情の佐藤さんだが、真剣で厳しい面持ち。

jae381b5e3828be38195e381a8-9641

「田植えはチームワーク」この日ばかりは、家族とご近所、一丸となって。

jae381b5e3828be38195e381a8-9517

「昔に比べれば、ずいぶん楽になったよ」それでも、朝から夕暮れまでの作業。

jae381b5e3828be38195e381a8-9389

田植えの合間の「お茶っこ」の時間。つかの間の休憩に話が弾む。

jae381b5e3828be38195e381a8-9326